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Why Minamo Exists

数を増やすためではなく、長く、深く、
誰かの人生に届く楽器を作り続けるために。

Minamo Guitarsを始めた頃は、より多く作り、より多くの場所へ届けることが、
ブランドの成長なのだと考えていた部分もありました。

しかし、製作や販売を続け、さまざまな形で楽器が流通していく様子を見る中で、
少しずつ疑問を持つようになりました。

 

楽器が工房から出たこと。

販売店へ納品されたこと。

売上として数字になったこと。
 

それだけで、本当に価値を届けたと言えるのだろうか。

私は、楽器の価値は、最終的に弾き手のもとへ届き、

その人の音楽や人生の一部になって初めて生まれるものだと考えています。

なぜ、製作本数を絞るのか

Minamo Guitarsの楽器は、設計から木工、塗装、組み込み、調整まで、
基本的に一人で製作しています。

一本の楽器に責任を持ち、自分が納得できる品質を保つためには、
相応の時間が必要です。

また、良いものを生み出すためには、作業をこなす時間だけではなく、
立ち止まり、考え、試し、新しい可能性を探る余白も欠かせません。

製作本数を絞ることは、希少性を演出するためではありません。

一本ずつと誠実に向き合い、品質と創造性を守りながら、
これから先も作り続けていくための選択です。

なぜ、直販を大切にするのか

オーダーは、用意された選択肢の中から仕様を決めるだけのものではないと考えています。
 

どのような音楽を演奏しているのか。

どんな弾き方をするのか。

今の楽器に何を感じ、これからどのような一本を必要としているのか。
 

弾き手と直接言葉を交わすことで、仕様表だけでは見えない背景を知ることができます。
 

もちろん、販売店には楽器と人をつなぐ大切な役割があります。
その一方で、Minamo Guitarsの核として、可能な限り弾き手と直接向き合い、
共に一本の形を見つけていくことを大切にしたいと考えています。

届いた後から始まること

楽器は、完成して納品した時点ですべてが終わるものではありません。

実際に演奏し、時間を共にすることで、初めて見えてくることがあります。

新しい希望が生まれたり、演奏環境や音楽の変化に合わせて、
楽器にも変化が必要になることがあります。

納品後の相談や調整、追加製作にもできる限り向き合いながら、
その人と楽器の時間に長く寄り添っていきたいと思っています。

楽器の物語は、工房を出た時に終わるのではなく、
弾き手のもとへ届いた時から始まります。

大きくすることより、深くすること

Minamo Guitarsにとっての成功を、製作本数や出荷数だけで測りたいとは思っていません。

大切なのは、作った楽器が誰の手に渡り、どのように使われ、
その人にとってどのような存在になっていくのかということです。

数は少なくても、一人ひとりに深く届くこと。

短期的に規模を広げることよりも、自分自身が良い状態で、興味と情熱を持ちながら、
生涯にわたって作り続けられること。

ブランドを大きくするのではなく、少しずつ深くしていくこと。

それが、これからのMinamo Guitarsが目指すあり方です。

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